カンボジア

次男坊が季節はずれのインフルエンザB型で苦しんでいる。タミフルの服用が禁止されたため、自然治癒力に賭けることとなった。このため私も休暇をとり自宅待機となった。 しかし、これが次男坊には申し訳ないが「不幸中の幸い」となり、カンボジアから一時帰…

3月26日に『カンボジア復興支援コンサートへの道』と題するブログをlive doorで立ち上げたのですが、ある読者の方から次のようなメールをいただきました。「現在のブログデザイン−live door−は、金貨があしらわれ、いかにも資金援助をしてくださいという気持…

今日「国際協力 風の会 東京」のT氏より、『カンボジア復興支援コンサート』開催にあたってのレクチャーを受けた。その一つが、コンサート開催までの道程を新しいブログを立ち上げて、実況中継すると良いのではないかということであった。 早速、帰宅してブ…

最新の地雷探査機…? 『マイン・アイ』に対する不信感 2004年11月9日、NHKのプロジェクトXで「日本技術陣 1億の地雷に挑む」が放映された。JAHDS(人道目的の地雷除去支援の会)の冨田洋氏が開発にあたった最新の地雷探査機『マイン・アイ』を紹介するも…

 なぜ同胞を殺したのか 井上恭介・藤原超

なぜ同胞を殺したのか―ポル・ポト 堕ちたユートピアの夢作者: 井上恭介,藤下超出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2001/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (7件) を見る 明日から2日間、JCBLの「地雷問題・語り部ボラ…

右のチャリティーコンサートを紹介するために、一人の卒業生が訪ねてきた。彼は現在「国際協力 風の会 東京」という団体に所属している早大生であるという。 主たる活動としては・・・ ●カンボジアの子どもたちへの教育・生活支援 ●国際協力に関する国内イベ…

今日、カンボジアで活躍されている『アジアの地雷と不発弾被害を伝える会(AMUR)』代表の奥田英朗氏と6ヶ月ぶりに東京駅で再会した。今年中にNPO法人を立ち上げるのだと意気軒昂に語っておられた。私もその設立の一員となるよう要請された。私は躊躇すること…

一ノ瀬泰造の『地雷を踏んだらサヨウナラ』を読んだのは、カンボジアへ行く前であった。一ノ瀬が望みつつも見ることのできなかったアンコールワットを、私が代わって見て来るのだと意気込んで出かけてから、早いもので4ヶ月が過ぎ去った。右の写真は、アン…

トゥール・スレン博物館

ポル・ポト政権下、血の粛清の舞台となった当時「S21(Security Office 21)」と呼ばれたトゥ―ル・スレン刑務所。奥田さんは無念のうちに惨殺された人々の霊気が漂っているような気がするので遠慮させていただきたいと入口に残られた。 もと高校の校舎…

キリング・フィールド

頭蓋骨を納めた納骨堂に、まず目を奪われる。納骨堂の後方には、クメール・ルージュが虐殺し遺体を埋めたという穴が広がっていた。掘り返された穴の案内板には「首を刎ねられ首のない犠牲者166体」「裸の子どもと女性の犠牲者100体」などの表示がある。掘り…

一ノ瀬泰造の「墓」と称せられるもの

アンコールワットをめざし、戦場を駆け抜けたTaizo。あまりにアンコールワットから離れた場所に、その「墓」と称せられるものがあったので、アンコールワットを見ずして亡くなったのではないかという思いを改めて強くした。 また、墓石に記された「一ノ瀬泰…

天空の城ラピュタ:タ・プローム

巨大に生長した榕樹(琉球名:ガジュマル)に押し潰されるのではないかと心配してしまう寺院が、タ・プロームである。熱帯地域において、樹木の生長をコントロールしないと、どのようなことになるのかということを考えさせられた。樹木のもつ「生きる力」を…

Taizoが夢見たアンコールワット

カメラマンの一ノ瀬泰造は、アンコールワットを見ることなく亡くなったのだろうか? カンボジアへ来る前に、Taizoの「地雷を踏んだらサヨウナラ」を読んで来ただけに、アンコールワットを眼前にした時、改めてTaizoはアンコールワットを見ることができたの…

テップ・クナル氏へのインタビュー

テップ・クナル氏は、ポル・ポト派(クメール・ルージュ)が、1982年に反ベトナム・反プノンペン傀儡政権を掲げて結成された「民主カンボジア三派連合」(ポル・ポト派+ソン・サン派+シハヌーク派)時代に、ニューヨークで国連大使を務めた方です。1991年…

植林

いよいよ「植林」。そもそも、私がイメージしていた「植林」というのは、はげ山の斜面に苗木を植えるものであったのだが、今回私たちが担当することになった場所は、その山に向かう道の両サイドに苗木を植えるものであった。「植林」ならぬ「植樹」であった…

地雷原訪問

バンティアイ・ミアンチェイ州マライ郡オーソンポー地区の地雷原M4633地域(18ha以上)を訪ねた。地雷除去に当たっているCMAC(Cambodian Mine action Centre)の方の話によると、1985年以降に埋められたもので、埋めたのは地域の支配権を維持しようとし…

国境の街:ポイペト

タイとの国境の街:ポイペトは、かつて地雷の濃密埋設地帯であったという。除去後には、大きなカジノが建設されている。タイ資本による開発のため、カンボジア領土にありながら、通貨はタイ・バーツしか使用できないという。街は非常に荒んでいて、入国早々…

ゴールデンウィークで一息ついている。しばらくご無沙汰していた人々にも久しぶりにMailを送信した。現在カンボジアで「地雷ベルトをグリーンベルトに」の活動を精力的に行っているOさんから熱いメッセージをいただいた。「学校頑張ってください。大きな声…