植林

 いよいよ「植林」。そもそも、私がイメージしていた「植林」というのは、はげ山の斜面に苗木を植えるものであったのだが、今回私たちが担当することになった場所は、その山に向かう道の両サイドに苗木を植えるものであった。「植林」ならぬ「植樹」であった。苗木は、前田建設工業(株)の遠藤氏の寄贈によるものとのこと。苗木の正式名称はわからないが、「南洋サクラ」の一種と「アカシア」であるとのこと。地元:バンベイン地区の住民と日本側(Amur-Mekong)参加者4名とで、約100本の苗木を植えた。なお、写真左の人物は、バンベイン地区農協組合長のチャン・ルン氏である。地雷による被害者であり義足である。
 今回、私たちが「植樹」したバンティアイ・ミアンチェイ州マライ郡・バンベイン地区は、旧クメール・ルージュの人々が数多く住む地域であり、「民主カンボジア連合政府三派」の本拠地でもあったという。