一ノ瀬泰造の「墓」と称せられるもの

  アンコールワットをめざし、戦場を駆け抜けたTaizo。あまりにアンコールワットから離れた場所に、その「墓」と称せられるものがあったので、アンコールワットを見ずして亡くなったのではないかという思いを改めて強くした。
また、墓石に記された「一ノ瀬泰造」の文字が、絵の具で描かれているのを見るにいたり、何とも言えず悲しくなった。墓守を勝手に(?)していると思われるカンボジア青年は、お金を求めてきた。額に汗して稼ぐよりも安直に金を稼ぐ方法を見つけたようだ。私は何ともいえぬ腹立たしさを感じた。