2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「学力低下」論争の中で「学力調査」の意義が重きを増しつつある。発端は教育社会学者である東京大学の苅谷剛彦氏が、データに基づいた「教育改革」の必要性を訴えたことではなかったか。しかし、その苅谷氏も一斉学力テストやその公表を意図したものではな…

「巡検」という語を聞いて、違和感を感じず即座に意味内容が理解できる人は、社会科教師だけであろう。昨日に続く地理教育研究会のフィナーレは神田から靖国神社に至るフィールドワークであった。 <感想> 「電気街:秋葉原」の変容には驚いた。最近「オタ…

本日、千代田区教育研究所で、第45回全国研究大会が開催された。本研究大会に参加するのは、5年ぶりのことだ。昨年はオーストラリアへ中学生を引率していたので参加できなかった。その前の3年間は学校が荒れていたので、夏休みは体力の回復に努め、研究…

今年度、選択社会科では自分の意見をまとめ、新聞社に投稿する実践をしていたのだが、ついに、本日、産経新聞「10代の声」に2人の声が掲載された。これを一つの励みとして、自分の考えを文章にする活動を厭わない子どもたちを育成したいと考えている。と…

昨年夏、お世話になったホストファミリー宅を、今年は家族で訪れようと計画している。英語に堪能であったならば、うまく意思の疎通が図れるのだが、なかなかうまくいかず悪戦苦闘している。ホストファミリーは8月18日(水)にスワン川をクルージングしようと…

教務主任の研修会に参加した折、A中の数学の先生が、少人数指導は有益ではない。T・Tこそ有益であると力説された。A中では1学級を3分割して授業を展開しているそうだが、生活指導上の問題等を考えると、クラスを解体する少人数学級は、落ち着いていな…

私が茅ヶ崎市立浜之郷小学校を訪れたのは、5年前の風の強い日であった。教室の窓から富士山がとても美しく見えた。壁のない教室に違和感を覚え、隣の教室の声や音が妙に気になったことを記憶している。あの時、大瀬校長先生はお話されたのだろうか?体調を崩…

杉並区立和田中学校*1の藤原和博校長が、全校生徒に重松清の『エイジ』を配布したという記事を読み、どんな本なんだろうと読むこととした。「中学生」を評する言葉として、「キレる」「荒れる」「病んだ」「疲れた」「きしみ」「ひずみ」「悲鳴」「SOS」…