教務主任の研修会に参加した折、A中の数学の先生が、少人数指導は有益ではない。T・Tこそ有益であると力説された。A中では1学級を3分割して授業を展開しているそうだが、生活指導上の問題等を考えると、クラスを解体する少人数学級は、落ち着いていない学校にとっては有害でさえあると言っていた。学級担任としてもクラスの3分の1の生徒しか授業で関われないので、3年の進路面談の時には、百害あって一利なしであると強調された。B中では、同じく数学でT・T指導をしているが、大変実績が上がっていると言っていた。巷間、少人数指導のメリットばかりを聞かされていた私にとっては、大変新鮮な話であった。
それにしても、なぜ教育委員会は、学校の実態に合わせた裁量権を学校現場に委ねず、少人数指導教師とティーティーチング教師を区別して配置するのだろうか・・・? 少人数指導教師をティーティーチング教師として活用してはいけないという話を聞くにおよび、あきれかえってしまった。