穀物高騰を乗り越える人とは・・・

　本日、エチオピアのＳ氏からMailをいただいた。その中に次のような話があった。
その昔、新潟ではコメも味噌も２年分貯蔵していたそうです。収穫の秋を迎えても、新米ではなくまずい古米を食べたのだそうです。エチオピアで比較的高給取りかと言われる研究員さんも、毎年、収穫期に穀物を家族で１年近く養えるだけ買い、その後しばらくは、買った穀物には手をつけず、市場から買い続けるそうです。そして、価格が上昇しだしたところで、貯蔵してある穀物に手をつけるのが家計戦略だそうです。
　こういう話を聞くと、食料の高騰を乗り越える力を持つ人と、栄養失調か借金がかさむ人の間には、収入の差はそれほど大きくなくても、その後の経緯に大きな差が出ることを改めて知らされました。