エチオピアの穀物価格高騰
エチオピア・スタディツアーでお世話になったＳ氏のメールの一部概略を紹介します。
５月中旬以降エチオピアでは、穀物価格が急激な値上がりを示しているそうです。
Ｓ氏の住んでいる地方都市(Adama)での６月初めの１キロあたりの小売価格と一年前の価格との比較を見てください。
＊1ブル=約12円
○テフ（エチオピアで主食のイネ科穀物）：9.28ブル（約２倍）
＊エチオピアの主食：インジェラの原料
右写真の紙ナプキンを巻いたようなもの
○トウモロコシ：4.8ブル（約2.6倍)
○小麦：5.8ブル（約2.1倍)
エチオピアの農家では、借入金等の支払いのために、収穫後の安い時に収穫物を売っているために、多くの農家は、現在の高価格の時に売る穀物を持っていません。
反対に、穀物の貯蓄が底をつく農家もあり、自分が収穫物を売った時よりもはるかに高い価格で食料を買わなくてはならないケースも少なくないそうです。
