しばらく書棚で眠っていた『ベネッセが見た教育と学力』を読む。誰だったか忘れたけれど誰かに薦められて購入した記憶がかすかにある。小論文入試の出題傾向「福岡県立大学人間社会学部・後期・H11年度」の問題が、社会科教師としては活用できるかなと思った。
 わが子は二人とも作文を大の苦手としている。夏休みの宿題であった「読書感想文」も全く何を表現したいのかわからなかった。私自身ショックを受けたのだから、担任の先生は2・3行読んで「ハイ・没」と断定したことと思う。「嗚呼!」「ふぅ〜」と溜め息をつき、我が子の行く末を心配し途方にくれた父親としては、訓練すれば…努力すれば…、もしかしたら何とかなるのかもしれない。そのためには、私自身がもっと我が子の教育に熱心にならなければならないと反省させられた。
 よく妻が私に言う。「自分の学校の部活動も大切でしょうけど、我が子の状況をしっかり把握してからにしてね。大変な状況にあるのよ。」 第5章「私の教育観ー親として、我が子の教育について思うこと」を読んで、皆さんが我が子の教育に熱心なことを知り、「これはマイッタ!」と思った。
ベネッセが見た教育と学力