今、わたしにできること

VegeetaM2011-04-30

 大型連休を利用して元同僚の宮城県の実家をベースにして災害ボランティア活動に参加した。まず、東松島市の野蒜海岸で線香をあげさせていただいたのち石巻市へと向かった。三陸海岸での釣りが趣味だったという地元の方や新幹線で仙台まで来てレンタカーで現地へ駆けつけた若者と共に作業にあたった。津波に襲われた家屋の床板を剥がし、縁の下に溜まった汚泥を除去したり、その汚泥を土嚢に詰める作業などに従事した。時には寡黙で圧倒的な体力を有する自衛隊員の力も借りて作業を行った。
 新聞やTVで見知っていた光景ではあったが、実際自分の目で見てみると、その被害の甚大さに言葉を失った。新聞やTVからは感じ取ることができないのが、その臭いである。海岸から一キロ以上も離れた民家の床下から腐った魚が発見された時の臭いはひときわ強烈であった。