数学の授業に参加する

 今日、数学のEmperor先生から「M先生、今日選択数学の授業に出ませんか?」と誘われた。私は冷やかし半分に参加したところ、逆に私が問題文で冷やかされていた。

<問1> VegeetaM氏は、奥さんとともにパーティーに参加した。そこで、2組の夫婦と久しぶりに再会し握手を交わした。VegeetaM氏は、5人に何回握手したかを尋ねたところ、5人の答えはすべて異なっていた。VegeetaM氏の奥さんは、何人と握手したか。もちろん、夫婦間では握手をしていないし、自分自身とも握手はしていない。

 私が数学の授業を受けるのは、高校2年の数ⅡB以来だから、およそ30年ぶりであった。私は自信を持って「解なし」と答えるとブー×。そのうち、生徒が「できた!」と声をあげる。「ウッソォー!」私は中学2年生に負けるものかと燃えたものの苦戦を強いられた。20分以上かかっただろうか、ようやくできた。うれしかった。
 数学の魅力は、考えを深めていくことで明解な解が導き出されることだと思う。今、私は長谷部恭男の「憲法と平和」論の深みにはまって身動きができなくなっている時だけに、数学はいいなと思った瞬間であった。

 ところで、この数学の問題は『グラフ理論』というものだそうだ。『Wikipedia』によると、次のように紹介されている。
 グラフ理論は、数学の一分野。ノード(節点・頂点)の集合とエッジ(枝・辺)の集合で構成されるグラフの性質について研究する学問である。「つながり方」に着目して抽象化された「点とそれをむすぶ線」の概念がグラフであり、グラフが持つ様々な性質を探求するのがグラフ理論である