VegeetaM2006-03-11

 今朝、新聞の最終面に『Cynthia Premium 南沙織 歌手デビュー35周年記念商品 価格¥39,800 』とあった。右の写真は『ともだち』当時のものであろう。私の母親は編み物上手であったため、レコードジャケットを見ながら、Cynthiaとお揃いの黄色のベストを編んでくれた。自慢の一着であった。それにしても一桁違いであったなら、考えることもなく即予約するのだが… 39,800円は高いなぁ。1971年のデビュー以来の大ファンであっても…高い。
       http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/cynthia/
 私は結婚するまで、自室に日本橋三越屋上でもらったサイン色紙と『人恋しくて』当時の巨大ポスターを貼っていた。
 今も忘れられない最大の想い出は、1972年5月15日(月) 雨 「沖縄返還記念日」 当時、私は中学3年生。NTVの公開放送『紅白歌のベストテン』を渋谷公会堂へ見に行った。祝賀の意味があったのか、当日は午前授業であった。友人からもらったチケットを手に、ヤンチャ坊主ばかり6〜7人で出かけた。ところが、私は舞い上がりすぎていて、その貴重なチケットを落としてしまった。入場を待っている人の列に「余っているチケットはありませんか…」と半ベソをかきながら求めて回った。チケットを分けていただいた時の感激は忘れられない。Cynthiaの大ファンだと言っておきながら恥ずかしいのだが、この時、彼女が何を歌ったのかは覚えていない。
 しかし、公開放送終了後の大混乱は今も鮮明に覚えている。それは、アメリカ軍基地を残したままの沖縄返還に異を唱える学生が新宿駅で抗議行動を行っていた。山手線が止まり帰宅することができなくなってしまった。帰宅したのは深夜12時を過ぎていたと思う。翌日が3年進級後初の「学力テスト」であった。散々な結果に担任の先生が心配してくれたことも忘れられない。