東京マラソン2011

VegeetaM2011-02-27

 東京マラソンにエントリーしたところ見事当選。これまでも数回申し込んだのだが、いつも落選していたので、全く練習らしい練習はしていなかった。もしかすると、今年度から陸上競技部の顧問になったので「しっかりやれよ!」との神の思し召しかもしれないと思い、当選通知を受け取ってから練習を始めた。練習当初は30分走るのがやっとであったけれども、1日90分・土日に30kmまでは走れるだけの力はつけた。21年前、初マラソンで「モスクワマラソン」に挑戦した経験をもってすれば、何とかなるだろうと軽い気持ちで参加した。
 20kmくらいまでは、太股に多少違和感はあるものの、ゆっくりとした想定内のペースで走れた。しかし、25kmを過ぎてからは、気持ちは前に行っているのだが、足が動かなくなった。あと17km足が持つのかと不安になった。想定では35kmまでは走り、あとの7kmを歩くつもりであったので、不安な気持ちでいっぱいになった。リタイアしようかと何度も思ったのだが、周囲の人たちも足を引きずりながら歩いている。このまったりとした流れにのって完走いや完歩だけをめざすこととした。
 きつかった。本当にきつかった。何度もリタイアしようと思った。もう2度とエントリーなんかするものかと思った。しかし、ゴールした時のあの何とも言えない感動は何なのだろう…。記念のタオルや完走メダルをかけてもらった時には、来年はしっかり練習して絶対走り切るぞ!と新たな闘志を湧かせている自分がそこにいた。