Ethiopia Study Tour 5

VegeetaM2008-05-07

□さまざまな鳥の鳴き声で目覚める
ボォーとした頭で外に出て深呼吸をする。
心なしか空気が甘いような気がする。
軽く散歩をしてストレッチをした。
とてもさわやかな朝だ。
ユニセフ親善大使の故・オードリー・ヘップバーン
この風景の中に入れたいと感じた。
□ビレンロッジから幹線道路にでるまでの道で、ラクダの遊牧をしている少年と出会った。
写真を撮らせてほしいとジェスチャーした。
何となくOKのように感じたので、少年の肩を引き寄せようとした。
すると、その瞬間、少年は驚いたように飛びのいてしまった。
私に対して恐怖心を抱いているようであった。
大丈夫・大丈夫とジェスチャーするのだが、一緒に並んでくれない。
そのうち、年長の銃を持った青年があらわれ、ドライバーが写真を撮らせてほしいと話し、
ようやく青年を挟んで3人で写真に納まることとなった。
□アワシュ国立公園を訪ねる。入口で銃を持ったガイドが同乗することとなる。
私の後部座席に銃を抱えて座る。
少なからず緊張したものの、3頭のオリックスを見た瞬間から銃のことは忘れ、
サバンナでの動物ウォッチオングを楽しんだ。
野生のオリックスの角は、大変立派で体の縞模様も鮮やかであった。
□途中休憩所で見た、緑の大地溝帯の断面と茶褐色のアワシュ川は絶景であった。
ガイドと一緒に写真を撮った。その際、銃を持たせてくれたのだけれど、
とても重く感じた。これがカラシニコフ銃ではないかと思った。
この時、ガイドはこの川の水をめぐって、カラユ族と抗争していると語っていた。
エチオピア第2位のアワシュ滝を見る。
茶褐色の濁流が轟音をあげて勢いよく落ちていた。壮観であった。
3か月も4カ月も水を求めて遊牧に出なければならない乾燥地域の人々に、
この水をうまく活用することはできないのだろうかと思う。
簡単にダムを建設すれば済むという問題ではないと知りつつ、
改めてエジプトのアスワンハイダムの功罪についても考えた。  
□夕食は、ファシカというレストランで、エチオピアの伝統料理と歌とダンスを楽しんだ。
インジェラという伝統料理は、テフ(ひえの一種)を発酵させたもので酸味を感じさせる。
私の得意分野ではない料理である。日本の素麺が恋しくなった。
エチオピアの伝統歌謡は、日本の民謡に酷似していると感じた。
民謡の得意な母が飛び入り参加したなら、喜ばれるのではないか。
また、日本のプロの演歌歌手が交流目的に参加したなら拍手喝采を浴びるのは間違いないと確信した。
氷川きよしエチオピアとの親善大使にするとよいのではないかと話し合った。