Ethiopia Study Tour 2

VegeetaM2008-05-04

関空に比べドバイの恐ろしいまでの凄まじい活気は何なのだろう…?
午前5時だというのに、Duty Free Shop に人が溢れている。
一例をあげるならば、男子トイレの「大」に10名以上の行列ができているのだ。
まるで、帰省ラッシュ時の高速道路サービスエリアの女子トイレ状態である。        
□ 金の装飾品売り場には容易に近づけないほどの人だかりである。
それも18Kよりも22K売り場の方が賑わっている。  
驚いたことにデザインは全く関係なく、グラム30ドルで量り売りされている。
金の売買とはどこもこういうものなのだろうか? 
デザインではなく資産価値優先ということであろうか。 
□ 空港の外を眺めてみるのだが、全体的に靄がかかっているというのか、
うっすら砂塵が舞っているのか、かすんでいるようにしか見えない。

<ドバイ → アディス・アベバ EK723 08:25発>
□ 離陸後、地上を見るもやはり砂塵が舞っているのか、遠方はかすんでしか見えない。
□ ルブアルハリ砂漠上空を飛行する。写真を撮ろうと試みるが、
全体的にボヤーッとしていてシャープな写真を撮ることができなかった。
□ アディス・アベバ空港は、日本のローカル空港という気がした。
 駐機している航空機も少なく、どことなく熊本空港に似ているような…。
 とても国際線が就航しているようには見えない。
□ 気候は大雨が降っているせいか、少々涼しく感じた。
 アフリカ=暑い所というワンパターンが通じないことを感じた。
 アジスアベバの標高が2700mもある高原のため、一年を通じて
 気温は20度前後と大変過ごしやすいそうである。
 アフリカの多様性を、これから一つ一つ確認していきたい。
 アフリカ理解プロジェクトの白鳥くるみさんが出迎えてくれた。
 雨季は6月からというのに、気候変動の影響か大雨に見舞われ、
 一時避難を余儀なくされた。しかし、すぐに雨は降りやんだ。
□ Hilton ホテルでドルを現地通貨であるブルへ両替する。
 紙幣には農業の様子が描かれている。コーヒーを飲む。
 一杯:5ブル(約50円・これでも2倍以上はするとのこと)
□ Addis Ababa大学の構内にある民俗学博物館を訪ねる。
 元は王宮であったそうだ。一本の木を刳り抜いたテーブルや椅子等に驚く。
□ それにしても、キリストの受難を後世に伝えるためとはいえ、
 あの凄まじい様子(首の切断・石川五右衛門を思わせる釜茹で等)を
 描写することは理性的な判断と言えるのだろうか。

□ 近年のエチオピア道路建設は入札制のため、
 日本は中国の後塵をはいしているとのこと。
 中国はエチオピア飯場を建設し、
 中国人に出稼ぎをさせる中で責任をもって建設に当たるとのこと。
□ 簡単に市場を見学したのちAdamaをめざす。
 120km走って標高差1000mを下るというコースである。
 標高差1000mは、農業に大きな影響を及ぼしていることを改めて痛感する。
 たとえば、車窓から見ていると、黒土の畑であったところが、次第に薄茶色の牧草地に変化していく。
 Adama近郊にあっては熊本・阿蘇の草千里もしくは乾燥地である西オーストラリア州の牧草地のようにも見えた。
□ 途中、ロバにポリタンク(水)を背負わせた人々と出会う。
 エチオピアはロバと女性で持っているとのこと。
 男としては我が身を振り返り大変耳が痛かった。
□ 教会帰りと思われる家族連れと一緒に写真を撮る。
 ちょっとおしゃれをした少年は、はにかみながら応じた。 
 その手には水を汲むのであろうポリタンクが握られていた。
□ Adamaデレホテルで、coffee with tea を飲む。
 上がコーヒーで下が紅茶の二層となっている。紅茶になった瞬間、甘味を感じた。